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久方振りにコメントをいただきました。それも朝早くからです。 このような拙いブログでもコメントをいただけるというのはありがたいことです。 御礼申し上げます。 大きくて重たいハイエンドの装置をデンと据えて音楽を聞くような人たちをオーディオ・マニアと定義するのであれば、明らかに私はオーディオ・マニアではありません。 常々申し上げておりますが、狭いボロ部屋で細々と音楽を聞いている一愛好者です。悲しいかな資金力がないので常に予算は僅かです。だから安物装置ばかりです。ハイエンド製品ましてやオーディオルームなど夢物語です。そんな奴はオーディオなどやるんじゃないと言われそうですが。 CDプレーヤーの音質は素晴らしいものであることは間違いありません。ごく最近まではそう思っておりました。 自分なりに考えた末にCDプレーヤーを手放すことにしましたが、未練がなかったわけではありません。業者の手で運ばれていく様を見て些かの寂しさを感じたのは確かです。 ところが、CDプレーヤーを手放す寂しさよりも今までとは違う再生方法に対する好奇心の方が勝っていたので、感傷に浸る間もなく気持ちはスパッと切り替わりました。私にとってオーディオとは、音楽を聞くための手段に過ぎません。限られた予算の中で納得のいく音を得ようと模索する内に行き着いたのがプロ用機材でありPCオーディオだったというわけです。今やCDプレーヤーは絶対的なものではありません。 CDプレーヤーがなくても私にとってCDは大事な音源であります。 44.1kHz/16bitというフォーマットそのものは、アナログレコードのスペックを凌駕するべく設定されたものだと言いますので素晴らしいものだと思っております。これを否定するつもりは毛頭ありません。ただ、PCオーディオをやってみた結果、CDプレーヤーはこのフォーマットの素晴らしさを最大限引き出しているのか?デジタル音源を再生するのに何故あれほどの物量を投入する必要があるのか?という疑問を抱くようになりました。ディスクにピットを彫るという記録方法、回転するディスクにレーザー光を照射してデータを読み取るという再生方法はもう限界なのではないかと思い始めました。くどいようですが、扱うのはデジタル音源です。私は何事も疑ってかかる主義なのです。 実は、CDはもはや絶対的音質ではなくなりつつあります。 半月ほど前に知ったニュースです。 「音楽CDの生産額が13年連続で前年を下回った。日本レコード協会が2012年1月20日に発表した最新の生産実績によると、2011年の音楽CD生産額は2084億9900万円となり、前年に比べて6%減った。背景には音楽配信サービスの利用者が増えていることがある。」 この記事が何を意味するかおわかりでしょうか? 音楽配信サービスの利用者が増えている、とありますが、iPodのような携帯音楽プレーヤーで音楽を聞く若い世代の音源の入手方法は必ずしもCDではないということです。彼らはパソコンを使いこなし、インターネットでダウンロードした音楽をiPodにコピーして聞くのです。CDプレーヤーなんか持ってない、という若者はかなりいるのではないでしょうか? 音楽制作ではCDを遥かに上回るスペックで録音や編集が行なわれます。そうして作られたマスター音源はハイレゾ音源と呼ばれます。インターネットでは192kHz/24bitという最高レベルのスペックの音源さえ手に入るようになってきました。192kHz/24bitの音を聞いたことがおありでしょうか?機会があれば是非聞いてみていただきたいと思います。一度聞いたらCDは極々普通の音だと思わざるを得なくなるはずです。ただ「SACD」は別です。これは非常に素晴らしいフォーマットだと思います。 というわけで、CDは絶対的音質などと言っているような状況ではなくなってきました。デジタル音源を扱うに於いてCDプレーヤーの再生方法はそれに相応しいものなのか?また、その他のコンシューマー・オーディオも今のままでよいのか?と至極真面目に考えている今日この頃です。PCオーディオを体験していなかったら、このようなことは考えもしなかったと思います。 ハイエンドでなければオーディオにあらずといった風潮に波紋を投じる意味で、あえて意固地になって、「CD叩き」ではなく「CDプレーヤー叩き」をした次第です。私が「CDプレーヤー叩き」をするのは悔し紛れではなく、PCオーディオを体験した上での理論的な裏付けがあるということを申し添えておきます。 ですが、私がCDプレーヤーをとやかく言ったところでオーディオ業界に何かしらの変化が起こるとはとても思えませんが・・・所詮は貧乏人の遠吠えです。 最近、納得のいく音を得られるようになったので、もう「CDプレーヤー叩き」やオーディオ製品をとやかく言う必要がなくなりました。詰めの段階に来たのでそれどころではなくなってきたのです。 ところで、完璧に調整されたアナログレコードプレーヤーで再生された音は極上です。 まるで次元が違います。CDプレーヤーやPCオーディオが太刀打ちできるような相手ではありません。面倒臭がりの私にはアナログレコードプレーヤーを完璧に調整することなどできません。とても手に負えません。忽ち身上潰してしまいます。 パソコンで再生しようがCDプレーヤーで再生しようがデジタル音源というのは、首尾良く録音されたアナログ音源にはどう逆立ちしても敵わないのです。 マニアなら理由はおわかりですよね? |
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